カナリア色の木々が 指先の感覚の様に 冬枯れに想い馳せ
「ただいま」コートの端 つつく君にはにかむ僕
今はただ この時が幸せと肩寄せ想う
これからのことなんて まだちゃんと考えられないけれど
叶うのならば僕の我儘 聞いてくれるかい? 側に居たい…
隣で笑う君のこと見ていたい 星空の下 白い息
「さむいね」とポケットに入れた その手の温もり 僕だけのもの
ソナチネの様な愛を育てたい きっとふたりならできるさ
輝く街を ポケットの中 君の手握って 歩いてゆく
この街でその先で 道を間違えても 必ず大切なことに気づくはずさ
永遠の愛誓う時も 最後のお別れの涙の時も
あの日の夜に君に送った言葉忘れない 側に居るよ
桜舞う春も 汗拭う夏も すれ違う秋も過ぎ去って
雪が君と僕の距離を縮めた冬がまた やって来た時
「やっぱり隣ではにかむあなたが1番好きなんだよ」って
照れてる君の笑顔 見ながら片寄せどこまでも歩いてゆく
どうしたんだ?何をためらうんだ?って
神様の後押しが欲しいと祈る気弱な僕だけど
ずっとずっとずっと守るよ 君に悲しい涙は流させないよ
難しい事なんて解ってるけど叫ぶよ 君と居たい 側に居たい
隣で笑う君と笑ってたい 星降る夜に白い雪
「さむいね」と二人で守るその手の温もり 僕達のもの
ソナチネの様な愛を育てよう きっと僕らならできるさ
輝く街を 輝く君と君の手握って 歩いてゆく
- 空想物語
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